11 abril 2008

アルケミスト

大学の「ラテンアメリカ文学」の授業でブラジル人作家パウロ・コエーリョの『ベロニカは死ぬことにした』を読んだことがあった。

正直、あんまり好きになれなかった・・・。

彼の送るメッセージが、既にどこかで聞いたことがあるような内容だった気がしたし、なんだか売るための本だと感じたからだ。

だから、彼の一番有名な作品『アルケミスト』も無理に読もうとはしなかった。

でも最近、私が尊敬している先生おすすめの本だと知ったり、全然違うことをネットで検索していたのに、なぜかこの『アルケミスト』に行きあたったりすることが重なった。

これは誰かが私にこの本を読まそうとしているのか!?と思い、恐る恐る読んでみることにした。

それでもあんまり期待していなかったので、アマゾンで「¥1」にて購入。

通勤電車の中で読むこと数日。。。


ふ~ん・・・ちょっと悔しいけど、想像していたより面白かった。

文体とかストーリーは相変わらずあんまり好みじゃなかったけど、所々、自分の心に突き刺さるフレーズが出てきた。

この本、前に読まなくて良かった、と思った。きっと、働き始めた今だからわかることもある内容だと思った。


例えばこんな言葉達:

「おまえが誰であろうと、何をしていようと、おまえが何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。それが地球におけるおまえの使命なのだよ。」

「自分の運命を実現することは、人間の唯一の精勤なのだ。すべてのものは一つなんだよ。」

「学ぶ方法は一つしかない。それは行動を通してだ」

「おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ」

「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心にいってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」

「マクトゥーブ」「これがわかるためには、アラブ人に生まれなければならないよ。しかし、おまえの国の言葉で言えば、『それは書かれている』と言うような意味さ」

あぁ、本当はもっとあったけど探し出せない。。。


とにかく、主人公の少年は、自分の心、大いなる魂、前兆に従って、つまり運命に従って、「夢」「幸福」「愛」などについて理解していく。

読んでいてたまにイライラしてしまったのは、私にそれができていないからかもしれない。少年に対する嫉妬!?

最近、運命について考えたり、散歩しながら自分の心と話したりしていたから、ちょっと自分と重なったりもした。いや、たぶん私だけじゃない。この本を読んだ人はみんな自分の人生と重ね合わせて、その時々によって違うメッセージを受け取るんじゃないかなと思った。

きっと私にも色々な前兆が現れてきている時なのかも知れない。

マクトゥーブ・・・・・・


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Um comentário:

Anônimo disse...

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